9割の「平均的な能力の社員」を主戦力にする方法 「できる社員」に直接"成功要因"を聞いてもダメ
どんな企業も、ひと握りのハイパフォーマーと、多くの平均的(もしくは平均以下)な人材によって構成されていると言われます。
ハイパフォーマーは、「あの人は特別だから」「普通の人にはまねできない」と特別視されがちですが、リクルートグループの元社長で現在は経営者塾を主宰する中尾隆一郎氏によると、ミドルパフォーマーがハイパフォーマーのやり方を再現することはできるそう。
ハイパフォーマーが高業績を上げられるポイントを特定し、ミドルパフォーマーを戦力にする方法について教えてもらいました。
ハイパフォーマーは、「あの人は特別だから」「普通の人にはまねできない」と特別視されがちですが、リクルートグループの元社長で現在は経営者塾を主宰する中尾隆一郎氏によると、ミドルパフォーマーがハイパフォーマーのやり方を再現することはできるそう。
ハイパフォーマーが高業績を上げられるポイントを特定し、ミドルパフォーマーを戦力にする方法について教えてもらいました。
※本稿は『1000人のエリートを育てた 爆伸びマネジメント』より一部抜粋・再構成してお届けします。
ハイパフォーマーに直接聞くのはNG
期末になると、組織業績の振り返りを行う。あるいは人事評価のための振り返りを行うために、さまざまな定量、定性の情報が集まります。
これらを活用しようとする組織があります。素晴らしい取り組みです。具体的には、各種情報を駆使してハイパフォーマーを特定し、その仕事の仕方を組織に広めるのです。平均的な業績のミドルパフォーマーがハイパフォーマー並みの業績になれば、組織業績は向上します。ミドルパフォーマーの生産性が向上するので、利益率も改善します。
では、具体的にどうやればハイパフォーマーを特定し、高業績を上げられるポイントを把握できるのでしょうか。
まず、ハイパフォーマーが高業績を上げられるポイントの特定方法です。これについて、多くの人にどうすればいいかと聞くと、「ハイパフォーマーにインタビューをする」との回答が返ってきます。しかし、これはお勧めではありません。
実は、ハイパフォーマーへのインタビューだけでは、うまくポイントを特定できないことが多いのです。どうしてでしょうか。
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