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適切な学習スペースは家庭ごとに異なる
近年、子どもは「リビングルームで学習することが望ましい(らしい)」と言う親御さんが増えました。推奨する専門家の発言も多く見るからか、その考え方がスタンダードになってきたようにさえ感じます。
ところが実際はというと、親のすぐ目に入るリビングで、なかなか勉強しない子を始終見ることになったりするわけです。結果として、親子間のバトルも増えたご家庭もあるのではないでしょうか。
そもそもリビングでの学習が向いていない子もいるはず。ましてや、家庭の間取りや家族構成によって、適切な学習スペースが異なるはずです。
そこで、リビングルームでの学習という点から離れ、もう少し根本的に考えてみたいと思います。
まずは次の手順で「調査」してみてください。
(2)どの場所で勉強するのがやりやすいか?
(3)どの位置で勉強するのか居心地がいいか?
要するに、「子どもはどの時間帯に、どの場所で学習すると集中できるか」を調査します。
ポイントは、時間と場所をセットで考えることです。子どもは朝、昼、晩で居心地のいい場所が変わることがあるからです。
場所については、リビングのテーブルか自分の机かというだけでなく、どの位置に座ると居心地がよいかも探っていきます。
大人でも、なじみのカフェに行くといつも同じ席に座りたくなったりしますよね。それと同じで、例えば、朝はリビングのテーブルの西側の席が集中できるけれど、夕方は東側の席が集中できるとか、そもそもリビングでは騒がしくて集中できず、別の部屋がいいという子もいます。
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