わが子への「怒り」小手先でなく根本から消す方法 怒りのコントロール以前に必要な3つのこと

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子どもに対してガミガミ言ってしまう、怒りがおさまらない……そんなときに試したい3つの提案(写真:マハロ/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

子どもは高2の女子です。決めたことをやらない、約束を守らない娘の部屋に行き、ガミガミ言ってしまう毎日です。「6秒待つといい」と聞き、実践しますが、怒りがおさまりません。連れ子の再婚で、旦那に娘の指摘をされるのが嫌で焦っているのかもしれません。
怒りの沸点が低い人間が、少しでも穏やかに怒りをやり過ごすにはどうしたらいいでしょうか。自分のご褒美時間を作るといいと聞き、それは比較的作れていると思っていますが、なぜ怒りが出てくるのでしょうか。
(仮名:原さん)

根本的に怒りを解決するには

怒り続ける日常生活はつらいものです。子育てにイライラはつきものですが、エスカレートしてしまい、怒りと付き合うためのアンガーマネジメントを学んでいる方もちらほらお見かけします。

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よくちまたでアドバイスされる「6秒待つ」方法で怒りがおさまる人もいるかもしれませんが、原さんのようにまったく効果がないということもあるでしょう。

筆者が主催しているMama Café(子育て勉強会)で、自分の怒りを抑えるために具体的にどのような手段を取っているか聞いてみたところ、いちばんは「別の部屋に移動する」、続いて「意識を別にそらす」ということでした。つまり、物理的に空間を変えるか、心理状態を変えるかに取り組んでいるようです。

こうした方法も効果があると思いますが、筆者はあえて次のような問いを提示したいと思います。

「怒りをコントロールしたところで一時的解決にはなっても、本質的には何も変わっていないのでは?」

人によっては緊急避難的に怒りをコントロールする必要があるかもしれません。しかし、原さんの場合は、一時的な方法ではおさまらないのではないかと推察します。

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