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読書をすることでは解決しない
読解力が重要とは言われますが、では読解力をどのようにつけていけばよいのか、その方法は意外と知られていません。
そのため、「読解力=読書」と連結させてしまい、読書を子どもに勧めてしまう人もいます。しかし、冷静に考えてみればわかることですが、読解力がないのに読書をさせることは、食べたくもない食べ物を無理やり食べさせているようなものです。
確かに、読書好きな子は国語ができる傾向にありますが、その逆は真なりではないのです。読書をきっかけに活字が好きになり、結果として読解力がついたということもあるかもしれませんが、筆者がこれまで指導してきた4000人以上の子どもたちのケースでは、読書をしなくても読解力を上げられるケースも多数ありました。
この問題は「そもそも、なぜ文章が読解できないのか?」という原因がわからない限り、解決できません。単なる表面的テクニックだけを聞いて実践しても効果は持続しませんし、大きな成果を上げることもできません。
実は、「読解力がある子」と「ない子」には決定的な違いがあります。それは、「見えている文章の“景色”が全く違う」ということです。
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