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「見守る」の具体的な方法とは?
「子どもは見守ることが大切」は多くの方が聞いたことがあるフレーズだと思います。確かに、見守ることは大切であると認識しつつも、そもそも「見守るとはどういうことを指すのか?」「具体的にはどうすればいいのか?」わからない人も少なくないのではないでしょうか。
「見守る」とは、実に人によって受け取り方が異なる言葉です。それまで自分が生きてきた経験や価値観にも左右されがちです。
そこで、この「見守る」を正しく理解するために、つい混乱されがちな「干渉」「放置」という言葉と比較しながら、説明したいと思います。この3つの言葉の違いがわかれば、お子さんへの対応のヒントになるかもしれません。
辞書では「他人のことに立ち入り、自分の意志に従わせようとすること」と書かれています。
「干渉する」は、一般的にいい意味で使われないことが少なくありません。しかし、筆者が毎年2500人以上の親御さんから相談を受ける中で、「過干渉はよくないが、干渉自体は必要」と考える親御さんが予想以上に多いと感じています。
なぜなら、子どもは他人ではなく身内であり、なによりまだ未熟なので、親がある程度まで導いてあげる必要がある、と考える人もいるからです。
笠井さんの例でいえば、ご主人の「もっと厳しく塾に入れて無理矢理やらす」という言葉によく表れています。
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