国語が苦手な子「文章がミミズに見える」の超衝撃 読解力をつけたい親子が知るべき肝心なこと

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「単語を読むのではなく、息継ぎごとに(まとめて)読む」

「早く読む部分と、ゆっくり読む部分を分けて読む」

「軽く流し読みする部分と、重要なので繰り返し読みをする部分に分けて読む」などです。

これによって、子どもは楽譜のように「読み方」を知ります

要するに何を言いたい段落?

(3)「共通していること」は何か?

最後に、次のことを行ってみてください。1つの段落を読み終わったら、「この段落は(結局、要するに、つまり)何が言いたいのかな?」と問いかけます。

『子どもの「読解力」がすぐ伸びる魔法の声かけ - 本は読まなくてOK!」 (ワニブックス)
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「結局? 要するに? つまり?」は文章を理解するための魔法の言葉です。読解ができる子はこれが自問自答できますが、そうではない子はできません。ですから、問いかけてあげることで、意識を「まとめること(抽象化)」に向けてあげます。

これをきっかけに文章を読むことに抵抗がなくなっていけば、やがて読書するようになるかもしれません。ですから、読書をさせることで読解力をつけるのではなく、読解ができるようになってきたから、読書するという流れの方が自然だと思います。以上、何か一つでも参考になれば幸いです。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

講演、執筆相談はこちらから。

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