やたらと怒る「プンプン丸」に親は何をなすべきか 親が子どもに振り回されないための3ステップ

✎ 1〜 ✎ 178 ✎ 179 ✎ 180 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
子どもが理由もなく親に当たってくる理由とは?(写真:USSIE/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

小3の娘がいます。学校ではしっかりやっているようですが、家では私にいつもあたってきて困っています。自分で決めたことができないと八つ当たり、宿題でわからないところを教えてあげると、教え方が嫌だと言って投げだします。冷静に対応したほうがいいのは頭ではわかっていますが、私もつい声を荒らげてしまいます。どう対応したらいいでしょうか。
(仮名:小野さん)

プンプン丸って?

まだ幼い小学生くらいまでの年齢では、子どもが理由もなく親に当たってくるというお話はよく聞きます。何か隠れた理由はあるのでしょうが、おそらく子ども本人も自覚できず、身近な親に当たってしまうことがあるようです。

この連載の記事一覧はこちら

それでも小野さんのお子さんは、学校でしっかりやっているということ。学校では頑張って周囲に合わせ、自分の感情をおさえているのかもしれません。そのため、自分の素が発揮できる家庭内では感情をさらけ出し、バランスをとっているとも考えられます。

筆者がパーソナリティをしている音声配信「Voicy」で、リスナーさんにプンプンして当たってくる子(=プンプン丸)について聞いてみたところ、「わが家にもプンプン丸がいます」とコメントが続出しました。一例を挙げると次のようなものです。

「娘はマイルールを決めていて、その数がめちゃくちゃ多いんです。それがうまくいかないとプンプンしています」

「次女は1歳の頃から気分はジェットコースター。それが小3の今も続いています」

「今思えば、自分も小さいときはプンプン丸でした。理想と現実の差にどう対応していいかわからず、それが怒りになって出ていたと思います」

コメント全体からは、女子が相対的に多く、またしっかりとやりたい気持ちがあるにもかかわらず、うまくできない状態のときに「プンプン化」するケースが見受けられました。

しかし、こうした状態が続くと、親も精神的に参ってしまうことも。親御さんからは嘆きの声もたくさん届きました。

次ページ子どもがマイナス方向のことを言ってきたときは
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事