周囲が必死でフォローするものの、いつまで経っても自立しない状態。にもかかわらず、注目度の高い仕事に対してはやたらかかわりたがります。いわゆる「ちょいかみ」。そんな、困った状態に陥ってしまった社員は、あなたの周囲にもいないでしょうか。
こうした社員は何を「やり切ったか」ではなく、「かかわったか」ばかりにこだわる傾向があります。職務経歴書上での華麗なキャリアをより華麗にするために、仕事をしているとも言えます。そのような社員が増えると、“やり切ることのできる”まともな社員たちは不満を抱えることになります。中途半端な仕事しかできない社員の尻拭いが回ってくる可能性が増えるからです。
「やりきる力」をどうやって事前にチェックするか
やはり、現場から「人手を確保してくれ」と言われても、妥協した人材確保はプラスになりません。焦らず、時代に合わせて的確な採用基準を備えておきたいもの。では、どうしたらいいのか?
やはり、仕事ができる社員は、最後まで「やり切る力」があります。多少の困難があってもめげないタフさと、任された仕事に対する責任感。こうした部分を備えているのか? 入社前に確認する機会があってしかるべきでしょう。そこで面接においても、華麗な専門性や経歴にだまされずに、「成果」について徹底的にこだわって聞いていくのがよさそうです。
成果とは、自分が責任をもって最後まで行った仕事の仕上がり度合いのことです。たとえば、
・納期までに仕事を収めてきた割合
・期待どおりに仕上がらなかったときの対処法
このような点を面接機会に聞いていくと、入社後にガッカリするような事態は、いくらか減らすことができるでしょう。
いくら人手不足で、中途採用を急ぐ必要があったとしても、焦って中途半端な人材を採用してしまったとき、被るマイナスの大きさをどうか忘れずに。
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