足腰が痛む「新・国民病」簡単にラクにするコツ 「ずぼらストレッチ」で寝ながら腰痛を治す

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さて、自分が右ねじれか、左ねじれかを判断したら、腰椎のねじれを元に戻す「かかと落とし」「お尻たたき」のストレッチを始めましょう。

自分のねじれタイプに合わせて、2つのストレッチを朝晩行うだけです。しかも、寝ながらできます。

なお、これらのストレッチを始める前には、ひざ倒しでどちらに痛みが出ているか、あるいはひざの長さを見てどちらが長いかを、その都度、確認してみてください。また、ストレッチが終了したら、もう一度、痛みがどちらに出るか、チェックしてみてください。

なぜなら、痛みの出方は日によって、または朝晩でも変化することがあるのと、変化を実感してほしいからです。

「あの地味な動きで痛みが取れるなんて! 」
「おしりをたたいて治るなんてフシギ! 」
「ビフォーアフターが違いすぎてうれしい! 」

体験者の方からは、こんな声が寄せられています。正直、「もう、うちの整体院にお客さんが来なくなっちゃうかも……」と心配になるほどです(笑)。

「かかと落とし」で上半身のねじれを改善

では、「かかと落とし」の具体的なやり方を説明していきます。

⑴ 腕を肩の高さに広げて横になります。腕はまっすぐにしますが、  スペースがなければ45度くらいでも大丈夫です。
⑵ 右ねじれの人の場合、右足は45度外側に開き、つま先を上に向けます。
⑶ 右足を持ち上げ、ストンと落とします。これを5回行います。

ひざ倒しの検査で、左ねじれの人(左にひざを倒したときに右の腰や足が痛い人)は、左足のかかと落としを行います。以下のイラストは、右ねじれの人の「かかと落とし」の例です。

(画像:『タイプ別診断で寝ながら治す脊柱管狭窄症』より)

「かかと落とし」の効能

横になって片方のかかとを床にストンと着地させるだけの簡単なストレッチです。かかとを床に落としたときの振動で対角線上にある肩まわりの筋肉をゆるめていきます。

腰椎右ねじれの人の場合は……
左肩をうしろに引く筋肉がゆるむ➡前に出た右肩が戻る➡上半身が左にねじれた姿勢を改善➡腰椎のねじれをとる

左肩のうしろ側の筋肉をゆるめるために、右足でかかと落としを行います。その結果、左肩をうしろに引っ張っている、縮んで硬くなった筋肉がゆるむのです。

そして、上半身のねじれを改善し、次に行う「お尻たたき」で骨盤のねじれを改善します。2つのストレッチで、腰椎のねじれを改善させるのが目的です。

次ページ「お尻たたき」で下半身のねじれを改善
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