水を飲んで「体調を崩す人」「健康になる人」の差 「キンキンに冷やした水」はむしろ体に悪い
「身体の2/3は水でできている」とか、「人は1日に2リットルの水を飲むべき」と聞いたことがあると思いますが、「どうやって飲むか?」という点はなかなか聞いたことがないかと思います。
同じ「水を飲む」でも、体調を崩す飲み方もできるし、身体の健康を保ったり、病気の治療作用を促すツールにできたりもします。
大切なのは“1日に飲むべき量”というより、“どれだけ身体が吸収できているか?”だと僕は考えています。そこで、1回目のコラムとして「水の飲み方」についてお話ししたいと思います。
水を飲むことによって、内臓の働きや食べ物からの栄養を吸収&配達することができるようになる。十分な水を含んだサラサラの血は代謝を活性化し、体温を正常に整え、筋肉を柔らかくし、内臓の機能も向上させる。体内のベルトコンベヤーを円滑に旅した水は、老廃物を引きずりながら体外に流し出される。
水を飲まないと内臓の働きが滞り、食べたものの栄養を吸収する作業の妨げになる。水が足りていないドロドロの血は血圧を低くし、筋肉がつりやすくなって、肌をカサカサにする。便秘にもなるし、疲れがたまりやすい身体を作る。
いろいろな自然治癒力の低下、病気、腰痛、腎臓に負担がかかるなど、生きているのがつらくなるような事態を招く要因になります。 もし色が濃くて臭いオシッコが毎日続いていたら危険信号ですので、これから書くことを心がけて、体調改善を実感するチャンスにしてみてください。
喉を潤すためでなく、身体を潤す水の飲み方とは?
水を飲むことは今まで生きてきた中で、毎日、何度も繰り返してきた行為で、誰もがプロの域に達していることですよね。皆さんは上手に美味しくうれしく水を飲みながら生きてきたと思うのですが、ここでは身体によい飲み方と悪い飲み方の違いを比べて考えてみましょう。
まず、水の悪い飲み方について。水に氷を入れてキンキンに冷やして飲むのって常識になっていますが、実は身体にとっても負担をかけているのです。
冷たい水が身体に入ると血管収縮、関節痛、心拍数低下、脂肪も固まり肥満の原因にもなります。運動した後やお風呂の後も冷えた飲み物が飲みたくなりますよね? ですが、せっかく運動して血液循環や体内器官が機能する最適な状態になっているのに、それを鎮火してしまうのはもったいない。