新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴う緊急事態宣言からはやくも2週間が経過し、在宅勤務になった方はそろそろ、慣れてきたころだと思います。満員電車での通勤がなくなり、自宅で過ごせるのは気持ちが楽ですが、外出自粛をしていると同時に身体も心もいつしかマンネリ化してしまうもの。今回は、在宅勤務で起こりうる3つの「乱れ」とその対策についてお話ししたいと思います。
朝日を浴びてサーカディアンリズムをリセット!
1.生活リズムの乱れ
通勤やそのための準備がなくなると、つい夜更かしをしたり作業開始時間ギリギリに起きたりしていませんか? こうした生活リズムの乱れは、仕事の生産性を低下させるだけでなく、不眠など健康問題の原因ともなります。
起床したらまず、カーテンを開けて日の光を十分に浴びましょう。基本的なことのようですが、これがいわゆる生活リズムを保つうえで意外と重要です。人間の身体は「サーカディアンリズム(概日リズム)」という体内時計でホルモン分泌や代謝を調節しており、これは光の刺激で管理されるといわれていますが、とくに強い光である朝日を浴びることでリズムが一度リセットされます。つまり身体にとっての「1日の始まり」となるのです。
夜遅くまでスマホやPCのライトを浴び続ける、1日中薄暗い部屋に閉じこもってしまうといったことでも、このリズムが崩れてしまいます。その結果、ホルモンバランスが乱れたり、肌荒れや不眠の原因になったりするだけでなく、長期的には生活習慣病のリスクも高まります。
規則正しい早寝早起きが大切、というフレーズはこの「サーカディアンリズム」を整えるという意味合いもあるのです。
2.食生活の乱れ
3月末頃から都市封鎖の噂に伴う食糧の買い占めが問題となりましたが、保存のきく乾麺や冷凍食品ばかり食べていると栄養価が偏ります。調理も簡単でおいしいものが多いためついつい利用してしまいがちですが、バランスのとれた食事を在宅勤務期間中も心がけましょう。ビタミンや食物繊維が不足しないよう、買い物の際は1品多く野菜や果物を買うことから始めましょう。最近は生鮮食品を置いているコンビニも増えていますし、金銭的余裕が必要ですが、野菜・果物の配達サービスもあります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら