なぜ若者たちは「マザコン」化するのか? いまだかつてない、「母・息子」関係

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母と息子で、ヨーロッパ2人旅

ケース2:中央区在住の男子大学生の場合

さて、次のケースも、中央区の実家に暮らす「おしゃれキャラ」の20歳男子大学生。

おしゃれキャラ大学生も、母親と大の仲良し

お母さんは元キャビンアテンダント。現在はカメラマンをしているそうだ。写真は、お母さんが写真展を開いたときのもの。

彼は、母親を手伝うため、よく撮影などに同行する。あるときは、母親の海外での撮影の機会に、長期休みを利用してスペインとイタリアを2人で回ったそうだ。「お互いに、2人で旅行することに抵抗はなかったですね」(息子)。

LINEでは日常的に会話している。「話題は、ライブに行った、彼女が髪を切った、お泊りをしたといったこと。日常のことを互いに報告し合います。LINEのスタンプは、文字だけでは少し恥ずかしい親とのコミュニケーションを和らげてくれます」(息子)。

(写真左)お母さんから息子へ、コンサートに行ったという報告。(同右)息子が、自分の彼女が髪を切ったことをお母さんに報告。お母さんはカワイイと褒めている

母親のかわりに、K-POPの行列待ち

ケース3:横浜市に住む23歳男性

次は、横浜市に住む23歳男性のケース。彼はほぼ毎日、夕方に母親と2人連れ立って、犬の散歩に行く「ママっ子」だ。

強面のH君だが、実はママっ子

彼は、新大久保のK-POPアイドルのライブに、一緒に行ったことがあるそうだ。

お母さんに「私をひとりで行かせて大丈夫なの?」と言われた彼は、確かに心配だと、チケットを買うために、母親より家を2時間前に出て並んであげたという。「入場してからも人が多くて心配だったので、ずっと隣についていました。その後、新大久保のレストランでサムギョプサルを食べて帰りました」(息子)。

お母さんの誕生日には彼が2万円、妹が1万円を出し合ってプレゼントをしたりするそうだ。「お母さんと結婚したいとは思わないけど、お母さんみたいなおしゃべりな人と結婚したら楽しいだろうなと思います」。

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