急増する「英語の発音だけいい人」が抱える難点

英語が苦手な人に「決定的に欠けている」感覚

“直感×論理”の新しい英語学習法を紹介します(写真:CORA/PIXTA)
保育士や予備校講師として、幼児から社会人まで幅広く英語指導している守屋佑真氏は、「英語が苦手」「英語ができず浪人した」といった方々の、ある共通点に気がついたそうです。またその苦手は大人になっても続く傾向が。
いったいその共通点とは? 幅広い年齢層・学力層を指導してきた守屋氏ならではの、“直感×論理”の新しい英語学習法を紹介します。

 

私はこれまで、保育士や予備校講師といったさまざまな立場から、幼児から社会人までの全年齢における学びと関わってきました。近頃では小学英語の研修講師としても、全国の小学校の先生方に小学生に英語を教える方法を指導しています。

予備校講師として、中学生・高校生・大学受験生を指導していると、学力下位層に必ずといっていいほど欠けている感覚が、「品詞の感覚」です。

多くの浪人生はこの感覚が非常に乏しく、「言葉には何らかの分類が存在している」という感覚が希薄です。品詞の感覚が、言語学習上どこかで必ず問われるのは自明にもかかわらず、です。

「英語力に見合わない発音のよさ」のナゾ

ここ10年くらいで、高校生たちに、はじめの頃は、とくに関東圏の生徒たちに、ある変化を感じるようになりました。それは「英語力に見合わない発音のよさ」を持つ生徒の増加です。

講師は「音読させるとその生徒の英語の力がある程度わかる」ということを感覚的に知っています。そしてその判断基準は、ある時期まで非常に有効でした。しかし、この10年、音読段階で判断した生徒の英語力を、その後の指導プロセスで下方修正せざるをえないことが増えてきました。

もちろん、本当に英語が「苦手」な学習者は、今も昔も音読ですら十分にできません。ですが、こうした「発音だけ不思議といい」学習者は、さまざまな地域の生徒の中にも増えていると感じます。

次ページ「発音だけ不思議といい」生徒を生む理由
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 食べれば世界がわかる!カレー経済圏
  • コロナ後を生き抜く
  • 井手隊長のラーメン見聞録
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
菅新政権が誕生しても<br>「安倍時代」は終わらない

牧原出氏執筆の連載「フォーカス政治」。9月16日に菅新首相が誕生しましたが、施策の基本線は「安倍政権の継承」。惜しまれるように退任し、党内無比の外交経験を持つ安倍前首相は、なお政界に隠然たる影響力を保持しうるとみます。その条件とは。

東洋経済education×ICT