急増する「英語の発音だけいい人」が抱える難点 英語が苦手な人に「決定的に欠けている」感覚

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こうした、大人・子どもの「大ケガ」を防ぐ方法の1つが、「エレメント式」英語学習法です。拙著『CD付 イラストで直感的にわかる小学英語ワークブック』において取り上げている方法ですが、品詞の概念を「火は水に弱い」「水と木は相性がいい」といった「自然界の属性=エレメント」で表現して、頭に刷り込んでいくことです。

具体的には、名詞を“火”のエレメント、形容詞を“木”のエレメントなどのようにしています(形容詞が名詞を修飾して、くわしく説明できるようにする)。

ギャップが生むつまずきを小さく

こうした考えのもとであれば、「小学校で習うような感覚を大事にした英語」と「それ以降の理屈も大事にした英語」のギャップが生むつまずきを、「大ケガ」にしないで済みます。

『CD付 イラストで直感的にわかる 小学英語ワークブック 小学生のうちから学んでおきたい英文法が身につく』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

小学生であれば、大学入試までを見据えて、必ず身に付けておくべき「品詞と文型」を小学校の英語学習のうちから緩やかに理解しておくことで、「小学校までは英語が楽しかったのに、中学校から英語が嫌いになった。それからずっと英語が苦手だ」という大ケガを生じさせないようにできるでしょう。

大人であれば、ずっと「もやもや」していた英文法に、1つの意味付けができて、すっきり理解できるようになるかもしれません。もし、英文法で悩んでいるという方がいらっしゃいましたら、エレメントたちと一緒に、英文法を別の視点から学んでみてはいかがでしょうか。

守屋 佑真 河合塾講師

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もりや ゆうま / Yuma Moriya

1981年生まれ。難関国公立・難関私大などトップ層の講義を多数担当。民間英語資格試験の指導にも精通した人気講師。高校2年次に米国Moses Brown Schoolに1年間留学。早稲田大学法学部卒。英検1級。TOEIC対策関連書籍を複数監修。保育士。河合塾マナビスにて英語4技能対策講座のうち、GTEC、英検、TEAP対策担当。

著書に『CD付 イラストで直感的にわかる 小学英語ワークブック小学生のうちから学んでおきたい英文法が身につく』(KADOKAWA)がある。

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