急増する「英語の発音だけいい人」が抱える難点 英語が苦手な人に「決定的に欠けている」感覚
こうした、大人・子どもの「大ケガ」を防ぐ方法の1つが、「エレメント式」英語学習法です。拙著『CD付 イラストで直感的にわかる小学英語ワークブック』において取り上げている方法ですが、品詞の概念を「火は水に弱い」「水と木は相性がいい」といった「自然界の属性=エレメント」で表現して、頭に刷り込んでいくことです。
具体的には、名詞を“火”のエレメント、形容詞を“木”のエレメントなどのようにしています(形容詞が名詞を修飾して、くわしく説明できるようにする)。
ギャップが生むつまずきを小さく
こうした考えのもとであれば、「小学校で習うような感覚を大事にした英語」と「それ以降の理屈も大事にした英語」のギャップが生むつまずきを、「大ケガ」にしないで済みます。
小学生であれば、大学入試までを見据えて、必ず身に付けておくべき「品詞と文型」を小学校の英語学習のうちから緩やかに理解しておくことで、「小学校までは英語が楽しかったのに、中学校から英語が嫌いになった。それからずっと英語が苦手だ」という大ケガを生じさせないようにできるでしょう。
大人であれば、ずっと「もやもや」していた英文法に、1つの意味付けができて、すっきり理解できるようになるかもしれません。もし、英文法で悩んでいるという方がいらっしゃいましたら、エレメントたちと一緒に、英文法を別の視点から学んでみてはいかがでしょうか。
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