大学入試の「志望理由書」で絶対に通過するコツ 「大学へのラブレター」の正しいまとめ方
志望理由書は大学へのラブレター
2020年(2021年度入試)から、「推薦入試」は「学校推薦型選抜」に、「AO入試」は「総合型選抜」とそれぞれ名称が変更されます。
文部科学省は、2030年くらいまでに教育改革を進めようとしており、学力の3要素のうち、従来重要視していた、「知識・技能」に偏ったテストで評価するのではなく、「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」を含めた、3要素すべてを、どう評価していくかの検討をしています。
これはつまり、受験生が主体的に、多様な仲間と協働して学ぶことができる能力を、入試で判断したいということなのです。
大学側としてはなぜ、うちの大学に入りたいのか? きちんとした志を持っている受験生なのか? 受験生がどんな人間なのか? もっと言うと、自分で考えて、自分で動ける人なのか? それを見極める必要があります。
その判断の手助けとなるツールが「志望理由書」なのです。2次選考で行われる面接や小論文テストのほうに意識が向きがちかもしれませんが、実質的な1次試験となるこの志望理由書で落とされてしまっては、そこにたどり着くこともできません。
さらに、これからの入試では、学力検査中心の一般入試であっても、志望理由書が必須になることが検討されています。つまり、学力だけで大学に入れる時代が終わりつつある、ということなのです。
そんな大切な役割を果たす志望理由書ですが、いざ「志望理由を書きましょう」と言われても、どう書けばいいかわからない……と思う受験生も少なくないかもしれません。とくに文章を書くのが苦手な子は、途方に暮れてしまうことでしょう。
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