大学入試の「志望理由書」で絶対に通過するコツ 「大学へのラブレター」の正しいまとめ方

拡大
縮小

ですが、難しく考えなくても大丈夫です。誤解を招くかもしれませんが、あえて言います。

「志望理由書は大学へのラブレター」と考えればいいのです。

ラブレターとは、大好きな人に、

「あなたのこういうところが大好きだ!」と、素直な気持ちを伝える文章です。

志望理由書も同じです。シンプルに言うと、

「志望する大学のどこが好きか?」

「自分のどこを好きになってほしいか?」を書類上で伝える手段なのです。

4つのステップをベースに

では、ここからは具体的な書き方を解説していきましょう。志望理由書の「核」になる組み立ては、この4つのステップです。

①過去の自分
②現在の自分
③大学の自分
④将来の自分

志望理由書に書く内容は、必ずこの4つのステップを踏みましょう。この4つをそれぞれ詳しく言うと、次のようになります。

①過去の自分 →「高校3年間を振り返る」 → きっかけ(A)
②現在の自分 →「大学で学べる学問について知る」  → 学問分野への関心(B)
③大学の自分 →「入りたい大学には足を運ぶ」 → 大学での学び(C)
④将来の自分 →「卒業後のことを考える」 → 職業像(D)
(A)どのような「きっかけ」で、自分が志望する分野の学問に出会ったか
(B)その「きっかけ」から、どうやって学びを深め、現在の「学問分野への関心」を持つに至ったのか
(C)その「学問分野への関心」をどう「大学での学び」につなげるか(大学で何を学ぶか)
(D)その「大学での学び」を活かして、どんな職業に就きたいか
次ページ強調して伝えたいのは「B」と「C」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT