コロナ禍で加速「プロしか食えない」時代の衝撃

「いらない人」が整理される弱肉強食の社会に

コロナ禍によって顕在化した「不要な人」たちが整理され、「プロしか食えない」時代へと突入していく(写真:Ivan-balvan/iStock)
新型コロナウイルスの感染拡大によって今後進むのが、日本のビジネス社会における「プロしか食えない」時代の到来だ。コロナ禍によって、「不要な会議」「不要な出社」「不要な出張」「不要な業務」、そして「不要な人」が顕在化している。
『現場力を鍛える』『見える化』など数多くの著作があり、経営コンサルタントとして100社を超える経営に関与してきた遠藤功氏は、「ビジネスにおいて成功を望むビジネスパーソンは、すべからくプロフェッショナルを目指さなければならない」という。
このたび最新刊『戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法』を上梓した遠藤氏が、「コロナ禍で加速する『プロしか食えない』時代の衝撃」について解説する。

日本のビジネス社会には「プロの時代」がやってくる

私は32歳で大企業を辞め、「戦略コンサルタント」のキャリアを歩み始めた。戦略コンサルタントの仕事を簡潔に言うと、クライアントの企業変革の実現を支援することである。一流の戦略コンサルタントは「変革のプロ」であり、変革の実現を加速する「触媒」である。

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以後30年にわたるキャリアの中で、4社の外資系ファームで仕事をし、そのうち3社ではパートナー(共同経営者)としてその役割を担ってきた。100社以上の会社と濃密なお付き合いをし、ここ10年は複数の会社の社外取締役、社外監査役、アドバイザーとして経営に関与している。

戦略コンサルタントは「変革のプロ」であるが、ビジネスの世界においては、「さまざまな分野のプロフェッショナル」が必要である。「経営戦略のプロ」「技術のプロ」「知財のプロ」「AIのプロ」「デジタルのプロ」「財務のプロ」「法務のプロ」「マーケティングのプロ」など、高度専門性を備えたプロフェッショナルの確保が企業の命運を決めるといっても過言ではない。

そして、その流れは今回のコロナ禍によって一気に加速するだろう。日本のビジネス社会は、「プロしか食えない」時代へと間違いなく突入する。本記事では、日本のビジネス社会における「プロ化」について解説したい。

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