50年行列が続く!地味な「駅ビル喫茶店」の秘密 客の95%が注文「昭和ホットケーキ」がスゴい
『現場力を鍛える』『見える化』など数多くの著作があり、経営コンサルタントとして100社を超える経営に関与してきた遠藤功氏は、「一見ありふれていると思われているホットケーキだからこそ、ビジネスとして成功するチャンスがある」という。
TBS系列『Nスタ』 (2月7日放映) で紹介され注目を集めている『「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント』の著者、遠藤氏が、いままで出会ったホットケーキの繁盛店の取り組みを参考に、ビジネスで成功するためのヒントを解説する。
50年間行列が絶えない!「地味な駅ビル喫茶店」
JRと東急池上線、多摩川線が乗り入れる蒲田駅。駅直結の駅ビルが東急プラザです。オープンは50年以上も前の1968年。お世辞にも時代の先端を行くファッショナブルな駅ビルとは言えません。
しかし、その一角にいつも行列が絶えない喫茶店があります。4階の奥まった所にある『シビタス』です。平日でも混んでいますが、週末ともなると昼前から夕方まで行列が途切れることがありません。
地味な駅ビル内のレトロなお店に、なぜこれほどの行列ができるのでしょうか。その理由は、「ホットケーキ」です。そう、このお店は知る人ぞ知るホットケーキの名店なのです。
改めて言いますが、パンケーキではありません。ホットケーキです。しかも、見た目は、何の変哲もない「昭和のホットケーキ」です。
しかし、このホットケーキが売れに売れるのです。週末には250人分、つまり500枚を焼くこともあります。来店客のおよそ95%はホットケーキを注文します。
では、なぜこれほどまでに『シビタス』のホットケーキは多くの人々を魅了するのでしょうか?さまざまな理由が考えられますが、ここでは主な3つの理由を紹介します。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら