就活日程激変でも企業は「内定サイン」を送る

これまでは「6月1日に来て」が王道だったが…

就職活動では選考解禁前に企業が「内定のサイン」をほのめかすことがある(写真:xiangtao/PIXTA)

HR総研が3月27~31日に実施した「新型コロナウイルス感染拡大による新卒採用や新入社員受け入れへの影響」に関するアンケート調査によれば、新卒採用活動への影響を懸念する企業は7割。とくに「採用スケジュールの遅延」を懸念する企業が7割近くあり、8割以上の企業が「1カ月以上」の採用スケジュール遅延を予測している。

4月に入ってからは5月6日までの緊急事態宣言が発出されたので、遅延はさらに大きくなっていると考えられる。感染の終息は見通せないので、企業、学生のいずれも手探りの状態と言っていいだろう。

昨年と大きく異なる就活事情

昨年のサマーインターンシップに参加して早期選考を受け、すでに内定を得た学生が4月上旬時点の調査では、昨年の同時期を上回っていた。しかし、多くの学生は本格的な就活ができないまま、5月の連休を迎えるはずだ。

昨年までは、合同企業説明会、学内企業説明会、個別企業ごとのセミナーや会社説明会、OB/OG懇談会、大学別質問会、そして対面での面接と、就活機会はいくらでもあった。

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2021年卒では、就活機会のほとんどがWeb面接などオンライン化され、リアルな接触機会は極めて限られている。少ない就活機会に「企業の出すサイン」を学生は的確にキャッチしてほしい。最も重要なのは内定のサインだ。

どのような態度や言葉が内定を意味しているのか? 2020年卒の学生の経験を紹介してみたい。使用するデータは、HR総研と「楽天みん就」が昨年6月に実施した共同調査の中の1つ、「内定のサインと思えること」に対する回答だ。

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