4月下旬といえば、本来なら就職活動真っただ中の時期だ。しかし今年は、新型コロナウイルスの影響で採用活動をストップしている企業が多い。
こうした中、日本経済団体連合会(経団連)は学生に配慮してエントリーシートの提出期限の延長や年間を通じた複数回の選考機会の確保など採用活動を弾力的に行うよう会員企業に要請した。おそらく緊急事態の今年は夏ごろに仕切り直しというケースも増えてきそうだ。
候補企業を再考するチャンス
就職活動ができない時期ではあるが、再開を見越して志望する候補企業の再検討をするのはどうだろうか。その企業選びの参考になるよう、今回は新卒者を中心に採用している会社を紹介していきたい。
『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』2020年版掲載データを使い2019年4月新卒入社者(一部、通年採用や第2新卒等を含む)と、2018年度の中途採用者数を合算し、それに対する新卒採用者が占める割合を「新卒採用占有率」として算出した。
このうち採用数が新卒・中途合計50人以上を対象に勤続年数が15年以上で、新卒採用占有率80%以上を抽出し、ランキング形式でまとめた。「勤続年数が長くて新卒採用比率が高い会社ランキング」だ。
該当したのは125社。新卒採用を重視する会社の一覧として使っていただきたい。なお、今月発売になった『CSR企業白書』2020年版には、採用数が10人以上を対象にした新卒採用占有率上位400社のランキングも掲載している。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら