日本とフランス、「年末年始」はこんなに違う 年始には人々を困らせるあしき風物詩も

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フランスでは年末年始どんな過ごし方をする人が多いのか(写真:KavalenkavaVolha/iStock)

フランスに住む日本人女性のくみと、日本に住んだ経験を持つフランス人男性のエマニュエルが日本とフランスの相違点について語り合う本連載。今回はフランスと日本の年末年始の過ごし方について。クリスマスなど年末年始は、華やかな印象があるフランスですが、一方である「悪のり」も問題になっているようです。

600万本のもみの木が売れる

エマニュエル : くみはフランスでのクリスマスや新年のお祝いの仕方って知ってるのかな? たぶん日本とは少し違うと思うんだけど、フランスではとにかくまず、たくさんのプレゼントを買うんだ。

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まず、クリスマスは子どもたちだけじゃなくて、両親や祖父母、いとこや親戚の分までプレゼントを用意するからかなりの量を用意しなくちゃいけないんだよね。プレゼントは24日の夜か、25日の朝もしくはお昼に受け取るんだ。

プレゼントはツリーの下に置いておくのが決まりとなっているから、毎年もみの木を購入しなければいけない。そのためこの時期は毎年600万本ほどのもみの木の売り上げがあるそう。人口の雪がかかってる白いツリーや、赤いツリーなど最近は色のついたツリーもよく見かけるよ。

クリスマスが終わると、町内のいろんな場所に設置されたもみの木の回収場所に捨てに行くことになるんだけど、そこまでもっていくのが面倒だと感じる人が時々いるのか、道端にもみの木がぽつぽつ捨てられているのが、年末特有のちょっともの悲しい情景なんだ。

子どもたちがサンタクロースや、そのお手伝いの妖精たちに絵をかいてツリーの下に置いておくと、プレゼントと交換にサンタクロースがその絵をもっていくということになっている。またプレゼントに何が欲しいかを書いた手紙を指定された住所に送ると、サンタさんからお返事の手紙がもらえるというのもあるよ。

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