第2回 皮膚の構造を知る

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肌チェックは健康管理にもつながる

④ 「だ」 弾力 目元、口元、輪郭がひきしまった肌
   肌に弾力があると、皮膚が緩みなく引き締まっている状態をさすので、体の中も健康だというサイン。
   この引き締まった状態をキープするには、上図の網目状のコラーゲンを結ぶエラスチンの働きが左右しています。伸縮性のある物質なので、エラスチンがきちんと作用しているとコラーゲンと共に弾力性のある肌を実現し、顔の輪郭に締りがなくなってくるとエラスチンの伸縮性が緩んで機能が低下していることになります。

また紫外線や活性酸素によるダメージで、肌は弾力性をなくすので、生の野菜や果物の酵素で体内の活性酸素をできるだけ排除し、血糖値も上がらないようにしておく必要が出てきます。
   エラスチンそのものを摂取するには海苔や小豆などと共に、ゴマからとれる銅も一緒に摂取するのが理想的です。そして生の野菜や果物全般にある酵素で体内に活性酸素がたまらないようにしておくのが弾力ある肌への近道と言えるようです。

⑤ 「け」 血色 くすみのない肌、透明感のある肌
   鏡を見て、顔色が悪く、生気がなさそうに見えるのは、血色がなく血糖値が正常ではない、という一番わかりやすいサインかもしれません。血色がなく見えるのは鉄分不足が挙げられます。
   鉄分は酸素を全身に運ぶため血行不良によるくすみを解消してくれると言われています。鉄分は野菜ではホウレンソウ、小松菜、モロヘイヤ、ほかの食材ではヒジキ、あさり、マグロなどから摂取できます。
   そして鉄分だけとっても造血にはつながらないので、ビタミンCも一緒に摂取すると効果的です。その点、野菜から鉄分を補給するとビタミンCもその野菜に含まれるので理想的です。

全体に言えることは血流をよくしておくと、皮膚構造が崩れにくくなり、急激な血糖値上昇を防いで血圧も安定します。それには生きた食材、野菜や果物の摂取が必要と言われています。
   いつもの食事に野菜や果物は足りていますか? 生で食べる機会の多い果物から生きた酵素を摂り、加熱調理することでカサが減って食べやすくなる野菜から豊富なビタミンやミネラルを摂りましょう。

食べ物の栄養素は一番最後に皮膚に届きます! 肌状態を毎日チェックすることは健康管理にもつながります。
   女性だけでなく男性も毎朝、鏡の前で肌の状態をチェックしてみましょう。

丸田 みわ子 シニア野菜ソムリエ

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まるた みわこ / Maruta Miwako

美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。

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