池井戸潤原作の人気ドラマ「下町ロケット」(TBS)がいよいよ最終回を迎える。今回のシリーズも期待以上に波瀾万丈のストーリーで、どんな困難も社長の強烈なリーダーシップの下、社員が一丸となって乗り切っていこうと奮闘する姿に、ついつい「負けるな!がんばれ!」と感情移入してしまう視聴者も少なくないだろう。
もしかしたら就活生の中には、登場する「佃製作所」のように、小さくてもがんばっている企業にあこがれる人もいるかもしれない。就職先として考えた場合の佃製作所の魅力は何か? そして佃製作所のような「下町ロケットな会社」はどうやって見つければいいのか? 今回は就活生の立場で考えてみたい。
それにしても次から次へと意地の悪い人物が登場するものだ。たとえドラマとはわかってはいても、「この役者さん、ホントに性格が悪いのでは」と疑ってしまうほど。就活であれば、「こんな嫌な人がいるなら就職なんかしたくない」と怖じ気づくのも、不思議ではない。
規模よりも「誰と仕事をするか」が大事
もちろん、実際の会社で、こんなにキャラの濃い社員がそうそう存在するわけではない。だがドラマの登場人物が強烈なだけに、対照的に主人公の佃航平や彼の経営する佃製作所に勤務する社員たちの、なんと誠実で前向きなことか(一部を除いて)。
そんな職場環境を見ていると、就職先を決める際は、「何をやるか?」だけでなく、「誰と仕事するか?」というのも大事なことがわかる。その視点をおろそかにすると、入社後、大変な思いをすることになる。
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