「死んでいる会社の現場」、よくある6大危機NG 「目標がない」「変なプライド」御社は大丈夫?
「死んでいる現場」に見られる6つの症状の1つ目は、「未来の目標が定まっていない」ことである。
「現場」を未来に向かわせることが大切
「死んでいる現場」はきわめて近視眼的で、目先のことばかりを気にする。「今日の出荷をどうしよう」「顧客のクレームにどう対応しよう」など、今起きている事象を、「なんとかこなす」ことばかりに目がいきがちである。
「現場」は価値創造の当事者だから、今日、明日のことを考え、実行することは重要である。決められたノルマを果たすことは、「現場」の任務である。しかし、それだけでは「現場」に活力は生まれない。
「生きている現場」になるために重要なのは、ワクワクするような「未来への共感」である。そのためには、目指すべき「未来像」を大きく掲げ、「現場」と共有しなければならない。未来の目標・ゴールが定まっていなければ、「現場」はその日暮らし、その場しのぎを繰り返すだけである。
「現場」は閉鎖的かつ同質的な空間であり、集団である。外の世界に関心が薄く、外を見ようとしない。だから、自分たちを取り巻く環境の変化にきわめて鈍感である。自分たちだけの世界に閉じこもり、内向きになり、内部の論理ばかりが幅をきかせるようになる。
会社は変わりゆく環境の中で、変わり続けなければならない。そして、現場も「生きている現場」として環境変化に対応できなければ、会社が永続することはありえない。
にもかかわらず、「死んでいる現場」は自分たち以外の世界が大きく変わろうとしている事実を知ろうともしない。外を見ないのだから、刺激を受けることもなく、学習しよう、自分たちを変えようという意欲が湧いてくるはずもない。
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