「死んでいる職場」の管理職、よくある6大欠点 「御社」「あなたの上司」は…大丈夫?
「死んでいる会社」の管理職は埋没してしまっている
30年の長きにわたって、経営コンサルタントという仕事をやってきた。100社以上の会社と濃密なお付き合いをし、ここ10年近くは複数の会社の社外取締役、社外監査役としても経営に関与してきた。その経験を通して確信して言えることがひとつある。それは「会社は生きていなければならない」ということだ。
「生きている会社」と「死んでいる会社」を分ける差はいくつかあるが、「死んでいる会社」では、部長や課長、係長といった管理職の力が発揮されていない。「生きている会社」の職場では、課長を中心とするミドルの活躍が光っているが、「死んでいる会社」ほど、ミドルが埋没してしまっている。
「死んでいる会社」には「KSI管理職」が多い。KSIとは「こなす」「さばく」「いなす」だ。
目の前の仕事をこなし、社内の調整業務を巧みにさばき、役員などの上司を上手にいなす。一見仕事ができるように見えるが、何のチャレンジもしておらず、付加価値のある仕事をしていない。そんな管理職が闊歩する会社は、やがて間違いなく死んでいく。
一方、「生きている会社」には「IKK管理職」が多数存在する。IKKとは「挑む」「変える」「行動する」。新たな挑戦や変革が自分のミッションだと自覚して、最前線で考え、工夫し、動き回っている。
では、「死んでいる職場」の管理職によく見られる「6大欠点」とは、いったい何なのか。早速、紹介したい。
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