「死んでいる職場」の管理職、よくある6大欠点 「御社」「あなたの上司」は…大丈夫?
「死んでいる職場」の管理職に見られるもうひとつの欠点は、部下の能力を見抜けず、課などの「チームを束ねる力」がないことである。
【5】部下の能力を見抜けず、「チームを束ねる力」がない
部下の能力とやる気は多様である。管理職は部下一人ひとりの能力、特性を見抜き、適材適所に配置して活かさなければならない。
「生きている職場」の管理職には、「チームの力」を最大限に引き出すために、部下を「束ねる力」がある。
ところが、「死んでいる職場」の管理職ほど、職場がたんなる部下の「寄せ集め」になってしまっている。ひとつのチームとして思いを共有することも、機能させることもできない。
そのため、「死んでいる職場」のチームはお互いの仕事に関心を持たず、一体感が生まれないのだ。
【6】すぐにあきらめて「粘る力」がない
最後の「死んでいる職場」の管理職の欠点は「粘る力」がないことである。
「生きている職場」の管理職は、困難な問題に直面した際も、決してあきらめることなく、最後まで粘ることができるが、「死んでいる職場」の管理職は「粘る力」がないので、くらいつくこともなく、すぐにあきらめてしまう。
部下は、管理職の行動を規範としている。「粘る力」がない管理職のもとでは、部下にも「粘る力」が育たないため、職場が死んでいくのである。
管理職が変われば、「生きている職場」になれる
可能性を秘めている管理職たちに火をつけ、覚醒させることができるかどうか。「生きている会社」へと再生するための鍵は、課長をはじめとした管理職の活性化にある。課などのチームを率いる管理職こそが、「創造」と「変革」の推進エンジンでなくてはならない。
会社のエンジンたるべき管理職に必要なのは「突破する力」だ。創造や変革は、「突破」がなければ絶対に生まれない。
みなさんの職場の管理職は「生きている」だろうか。もしいま「死んでいる」管理職でも、本記事で紹介した「6大欠点」を克服できれば、必ず「生きている職場」「生きている会社」に変わることができると私は確信している。
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