「死んでいる職場」の管理職、よくある6大欠点 「御社」「あなたの上司」は…大丈夫?
「死んでいる職場」の管理職に見られるひとつめの欠点は、「観察する力」がないことである。
管理職こそ「幅広い視野」が必要
【1】世界を「観察する力」がない
管理職の多くは会社の最前線で仕事をしている。つまり、現場に最も近い存在、もしくは現場そのものである。
「生きている職場」の管理職は、いま現場で何が起きているのか、顧客は何を望んでいるのか、競争相手はどう動くかをつねに考えている。そのために、現場や顧客、競争相手をつぶさに「観察する力」を身につけている。
これこそが最前線で仕事をする者の特権であり、最大の強みである。しかし、「死んでいる職場」の管理職は、往々にして、自分を取り巻く世界を観察する力がまるでなく、現場にただいるだけだ。上司の顔色ばかり観察している。
「現場にいる」ことと「現場を観る」ことは同じではない。「死んでいる職場」ほど、管理職に「観察する力」が足りないのである。
【2】会社と同質化して「跳ぶ力」がない
もうひとつ、「生きている会社」の管理職ほど、「跳ぶ力」をもっている。
そもそも管理職に求められるのは、会社の常識や過去の延長線上にはない不連続かつ大胆な発想である。「生きている職場」の管理職ほど、現場で観察した気付きや閃きを仕事に活かし、新たな発想で新たな価値を生み出している。
しかし、「死んでいる職場」の管理職ほど、会社に閉じこもり、会社の常識に染まり、会社と同質化してしまいがちだ。つまり、「大胆な仮説」へと昇華する「跳ぶ力」が決定的に足りないのである。
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