バブル世代の「最悪上司」が会社をダメにする 若手を使って「社内秘密警察」を組織する例も

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あなたの企業に役に立たない「バブル世代」上司はいませんか。若手を使って社内の秘密警察を作っていたら、それは最悪の会社です(写真:hinooto/PIXTA)

1980年代後半~1990年代前半のバブル経済のときに社会人になった「バブル世代」が、40代後半から50代前半にさしかかり、社会の中枢の一部を担うようになりました。でも、よく言われるように、下の世代からのウケは悪いようです。「ラクして就職できた」「楽観的すぎる」「ノリで生きている」「バブルで稼いだ」など、いろいろな言われ方をしているようですが、実態はどうなのでしょうか。ほぼバブル世代といってもいい草食投資隊の3人に、同年代であるバブル世代を考察してもらいました。

バブル世代とは、「どこからどこまで」なのか

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藤野:最近、バブル世代に対する批判が高まってきています。「仕事ができないくせに、物事の見方が楽観的すぎる」ということで、就職の厳寒期や氷河期を潜り抜けてきた世代との意識のギャップが、どんどん広まっているようです。当然、下の世代からの突き上げもどんどん厳しくなると思うのですが、いかがですか。

渋澤:定義はいろいろあると思いますが、ウィキペディアで調べると、1965年4月2日(52歳)から1970年4月1日生まれ(47歳)までを、バブル世代とくくっているようですね。私は1961年3月生まれだから、「真正バブル世代」ではありません。

中野:私は1963年生まれ。ちょっと先ですね。で、藤野さんが……。

藤野:まさしく私、バブル世代です。

中野:日本の株価は1989年がピークで、私は当時、社会人3年目。実は株式投資で大失敗をし、肉食投資の怖さを経験しました。

渋澤:私は大学を卒業してNGO団体に入っていましたから、仕事でボーナスがドーンと出るようなバブル体験はしていない。

藤野:バブル期の頃は野村投資顧問(現・野村アセットマネジメント)にいたのですが、社章を付けて日本橋のデパートで買い物をしていたら、「ヤンエグ」って思われていたような。ヤンエグって死語ですが(笑)。

中野:ヤングエグゼクティブですね。新人類なんて言葉もあって、当時の「じいさん」たちからは、「新人類の考えていることはわからん」などと言われたものです。

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