アベノミクスの本質を知らないと貧乏になる

現金だけを持っていればいい時代は終わった

コモンズ投信会長渋澤健さん(右)、セゾン投信代表取締役社長中野晴啓さん(左)、そしてレオス・キャピタルワークスCIO藤野英人さん(中、順番は年齢順)、といえば、ちょっと資産運用に関心のある人ならご存知、「草食投資隊」。その草食投資隊が月に2回をメドに、一堂に会してリアルな経済問題を徹底的に語ってしまうのが、この企画。まずは、昨年秋口から話題になっている「アベノミクス」の本質について、徹底的に語ってもらいます。(第2回はこちら

 

藤野 世間ではアベノミクス、アベノミクスって騒がしいんだけど、これ、別に安倍首相本人は特に言っていない。

渋澤 新聞記者が言い始めたのかな。それともエコノミスト?

中野 レーガノミクスの流用ですね。

安倍首相は、日本経済の成長シナリオを描けるか

渋澤 米国のレーガン大統領時代の経済政策+エコノミクスということで、レーガノミクスだから、「安倍さんの経済政策」ということですが、確かに本人自ら言っているのは、聞いたことがないね。

藤野 僕は最初、アベノミックスかと思ってた(笑)。

中野 ミックスって・・・・・。

藤野 だって、安倍さんは「三本の矢」って言っているじゃない。金融政策、財政政策、そして成長戦略。これらの政策をミックスしたからアベノミックス。

渋澤 なるほど~。でも、三本の矢と言っても、金融政策と財政政策は単なる時間稼ぎでしょ。金融政策でお金をジャブジャブにして、財政をガンガン出動させるといっても、限界がある。大事なことは、いかにしてこの日本経済の成長シナリオを描けるかという点に尽きると思うんだけど。

次ページ3本目の成長戦略が重要だ…
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