故・山崎元氏が最も信頼した個人投資家が語る、投資が「大人の嗜み」から「必修科目」になった時代でも変わることのない《投資の基本的な原則》

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デフレが終わり、投資は「必修科目」になったという(写真:タカス/PIXTA)
30年にわたって続いたデフレの時代が終わりを迎えたいま、「投資は『資金に余裕がある人がやるもの』から、皆がやるべきもの、つまり『必修科目』へと様変わりした」。経済評論家の故・山崎元氏が最も信頼した個人投資家・水瀬ケンイチ氏は、そう指摘します。
そんな水瀬氏が、たとえ時代が変わっても変わらないという「投資の基本的な原則」とは。同氏の著書『彼はそれを「賢者の投資」術と言った 水瀬ケンイチのインデックス投資25年間の道のり全公開』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「投資家は変わり者」だった時代

私が投資をはじめたばかりの2000年ごろ、まわりに株や債券に投資をしている人などごくごく少数であった。

会社の同僚と飲み会の席で投資の話をしても、「えー、水瀬さんって株とかやってるんですか? ギャンブラーじゃないですか」という反応がほとんどだった。むしろ、投資をしていても隠している人のほうが多かったように思う。

当時、私が熟読してきた投資本でも、投資は興味がある大人だけが自己責任で行うべきもの、いわば「大人の嗜み」であり、皆がやらなければならないものではないという案内がされていた。

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