なぜ企業は「黒字なのにリストラ」をするのか
東京商工リサーチによると、2025年8月時点で早期・希望退職募集を行った企業は31社(うちプライム市場24社)にのぼり、対象者は1万108人と、すでに昨年の総数を上回っています。
特徴的なことはパナソニックHD、三菱電機、第一生命HDなど、直近決算で黒字の企業が6割を占めているという点です。
いわゆる「黒字リストラ」は、事業環境の変化(M&Aの一般化、DXの推進、そして社員の高齢化)に伴う「人材のミスマッチ解消」(およびリスキリングへの諦念)という面が大きいといえます。
転職斡旋会社のCMに、前年にリストラを実施した企業の社長が出演して話題になりましたが、これなども「ミスマッチの解消」を象徴する出来事といえるでしょう。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら