今回は単純な話をしよう。
AI企業への投資は儲からない。以上。
へ? じゃあソフトバンクグループのオープンAIへの集中投資は失敗するのか?
おそらく。
「いや、ソフトバンクグループの『ビジョンファンド』だけでなく、多くのファンドがAI関連企業の投資へ殺到している。エヌビディアだってAI関連投資だ。AIがあるから、半導体が売れる。それも儲からないというか? 実際、すでに儲かったじゃないか?」。そんな声が聞こえてきそうだ。
実態は「AIへの期待だけ」に投資をしている
いや、それはAI企業ではない。AI関連企業だ。正しく言えば、半導体企業だ。半導体企業は儲かる。なぜなら、AI関連投資として、AIへの期待だけの時点で実際に投資が行われ、先に需要として実現するからだ。
他に儲かっている企業もすべて同じことだ。
期待が何らかの実体を持つ需要として実現し、その実現した需要に基づいて儲けているのだ。データセンターもまさにそうだ。データセンター投資競争によって、投資が先に実現している。



















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