2026年は変化の時代が終わり、すべてが変わり、「ついにAIが資本主義を滅ぼす年」になる

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投資フォーラムで言葉を交わすアメリカのトランプ大統領とAI半導体の最大手、エヌビディアのジェンスン・ファンCEO。「2026年はすべてが変わっていることを気づく年になる」と筆者は言う(写真:ロイター/アフロ)

2026年にすべてが変わる。

いや、すべてはすでに変わっている。

2026年はそれに気づく年になる。

21世紀初頭、「すべてが新しい時代」がすでに始まっていた。

21世紀とは「新しい時代の世紀」である。

変化の時代が終わる

何が変わるのか。アメリカの覇権は終わる。欧米の時代は終わる。国民国家の時代は終わる。そして、民主主義も終わる。もちろん、資本主義は終わる。市場主義も金融主義も一緒に終わる。細かいレベルでいえば、イノベーションの時代は終わる。変化の時代が終わる。

この世界では、変化は不要、害悪となる。成長とは老化の準備であるから悪いことであり、老化しないこと、変わらないことが最高の価値となる。目新しい製品、差別化を見せつける製品は価値がなくなり、必需品だけの世界がやってくる。これは、以前述べたように、日本が世界最強になる可能性がある世界である(「ついに『日本が独り勝ちする時代』がやってきた(2022年9月17日配信)」を参照)。

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