2026年は変化の時代が終わり、すべてが変わり、「ついにAIが資本主義を滅ぼす年」になる

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競馬である。

28日は有馬記念である。いつも言っているように、ビジネスとしては、世界最高、世界競馬史上最高に成功した、世界最高の売り上げ額を誇るレースである。ボーナス後のクリスマスの時期に、1年の総決算でファン投票オールスター戦、年忘れ、来年へそれぞれの夢をそれぞれの馬に託す。JRA(日本中央競馬会)って本当にすごいですね。

一方、スポーツとしての競馬においては、位置づけは微妙だ。中山競馬場の2500mという、実力通り決まりにくいコース、ほぼシーズンオフの真冬に行われるギャンブルレース。かつては、1991年ダイユウサク、1992年メジロパーマーなど、大穴連発のレースだった。だから勝っても種馬の価値が高まるわけでなかった。

「コース変更」などで出るべき馬・強い馬が集まるレースに

先日終了したTBSのドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」の設定とは異なり、有馬記念を最大の目標として馬づくりをする生産者はいない。しかし、近年は、超大物が、コースも冬シーズンもなんのその、圧勝することが多くなってきた。

これは、賞金が高くなったことと、一流馬がレース間隔を大きく開けるようになったことから、ジャパンカップを回避する馬が増え、天皇賞から有馬記念または凱旋門賞から有馬記念というパターンが増えてきたからだ。こういう状況であれば、JRAにも、有馬をさらに偉大なレースにするために、英断を望みたい。1つは、これも毎年言っていることだが、コースを中山の内回り2500mではなく、外回り2200メートルにしてほしい。なぜなら、中山でもっとも実力勝負となるコースが外回り2200mだからだ。

もう1つは、やはり生産者の多様化、具体的に言えばノーザンファーム・社台ファームに対抗する生産者を多数生み出し、生産者による有馬記念・香港カップなど12月の香港レース群、そのほかのレース、というような使い分け(同じ生産者の馬がかち合わないようにしている)により、素晴らしい馬が有馬記念から別の路線に回るということを極力減らしてほしい。

さらにテクニカルには、現在は獲得賞金順に(厳密には本賞金順に)優先出走権を決める仕組みを、ハンディキャッパーによるレーティング順に(テニスなどのランキングのようなもの)してほしい。それでこそ、出るべき馬、強い馬が集まるレースになる。

さらに10月に行われる天皇賞を前ずれさせ、10月初旬に行われている毎日王冠の位置に天皇賞を持ってくれば、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念の「古馬3冠」を狙う馬が増えてくる。

さて、今年の有馬記念は、マスカレードボール、クロワデュノールの3歳2強、いや「日本競馬2強」が出ないのは寂しいが、出走馬の中では最強と思われるダノンデサイル(5枠9番)に期待したい。単勝。

※ 次回はかんべえ(吉崎達彦)さんが休載、筆者は再度小幡教授です。掲載は1月10日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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