バブル崩壊後の長きにわたる停滞、いわゆる「失われた30年」に突入する以前、日本企業はどのように利益をあげていたのか。そして停滞が定着していく初期はどのような状況だったのか。
1980年、1985年、1990年、1995年の5年ごとに金融を除いた一般企業を対象にした純利益ランキングと、同時代の『会社四季報』記事をもとに、各年での利益の高かった会社とその稼ぎ方を振り返ってみたい。
純利益ランキングは有価証券報告書をベースに変則決算を除いて算出した。連結決算を優先し、ランキングの社名には当時の社名を用いている。
1980年:鉄鋼業など重厚長大が強かった時代
1980年代前半は、鉄鋼業が強さを維持している時代だった。円安と安定的な国内需要で好業績を上げていた。ランキング7位の新日本製鐵の記事には鋼材内需は堅調だったことに加え「輸出価格はドルベースでも上昇、円安効果も加わる」とし、通期で過去最高レベルの業績であることが記されている。
川崎製鐵(9位)や住友金属工業(11位)なども利益の上位にランクインし、日本経済を牽引していた。


















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