故・山崎元氏が最も信頼した個人投資家が語る、投資が「大人の嗜み」から「必修科目」になった時代でも変わることのない《投資の基本的な原則》
これは、投資がもはや一部の人の「嗜み」ではなく、すべての国民が向き合うべき「生活インフラ」になったことを意味している。
「変わり者」から「常識人」へ
20年前、投資をしていると「変わり者」扱いされることもあった。しかし今では、特に若い世代では、投資をしていることが「当たり前」の感覚になってきている。
私のブログやSNSでも、読者層の変化を実感している。以前は投資経験者からの質問が中心だったが、最近は「初めて投資を始めます」「何から勉強すればいいですか」という投資未経験者からの問い合わせが圧倒的に増えた。
投資が「特別なもの」から「ふつうのもの」になった証拠だと思う。
この変化は歓迎すべきことだ。多くの人が投資に参加することで、長期的には市場がより安定し、経済成長の恩恵をより多くの人が享受できるようになる。かつて一部の人だけが享受していた資本主義経済の果実を、より多くの人が分かち合えるようになるのだ。
ただし、この「必修科目化」には注意も必要だ。投資が必要になったからといって、焦って間違った投資をしてしまっては本末転倒だ。幸い、現在では低コストで優良な投資商品が豊富に揃っており、正しい知識を身につければ、誰でも堅実な資産形成ができる環境が整っている。
時代は変わった。しかし、投資の本質的な原則は変わらない。長期・分散・低コストの原則を守り、市場の短期的な変動に惑わされることなく、淡々と継続していく。
この基本を押さえれば、投資が「必修科目」になった時代においても、着実に資産形成を進めていくことができるだろう。
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