「最高値更新後の日本株」をどう考えればいいのか ? 日経平均は今後「アメリカ並みのPER23倍」を目指す可能性が出てきた

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
12日も最高値を更新した日経平均。一時的に波乱となるのだろうか(写真:つのだよしお/アフロ)

前々回の「日経平均に漂い始めた『バブル上昇開始』の匂い」(8月18日配信)、前回の「『荒れる9月相場』で投資家はどう戦えばいいのか」(9月1日配信)で筆者は「期待値」としての日経平均株価のPER(株価収益率)がどこまで上昇するかにこだわってきた。

日経平均は「アメリカ並みのPER23倍」を目指す

その日経平均のPERは、4月7日の「トランプ関税ショック」で急落したものの、この日の約12倍を起点に階段を駆け上がってきた。

すなわち、4月10日~22日は13倍台、4月23日~5月8日は14倍台に上昇。5月9日~21日は企業決算などに反応、一時的な「イレギュラーゾーン」に入ったが、その後5月22日~7月22日は15倍台、7月23日~8月7日は16倍台、8月8日~9月10日は17倍台まで上昇。いよいよ9月11日からは18倍台に入った。

では、このPERの上昇階段はどこまで続くのか?大胆に予測すると「日経平均の予想PERはアメリカ並みの約23倍を目指す」だ。ただしその時期は、バブルの進行具合(前述の8月18日の記事参照)で、「1年先」か「2年先」か、または「3年先」か、ということになる。

では、投資家はそれまでの間をどう過ごせばいいのか?

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事