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宗次徳二氏(カレーハウスCoCo壱番屋 創業者)の証言 第3回/上場企業には「経常利益の1%を寄付」を義務づけたい

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儲けの一部を社会に還元するのは当たり前。だから寄付やボランティアに取り組んできた。日本にも寄付文化が根付いてほしい。

カレーハウスCoCo壱番屋 創業者の宗次徳二氏
宗次ホールにて(撮影:尾形文繁)
宗次徳二(むねつぐ・とくじ)/カレーハウスCoCo壱番屋 創業者。1948年生まれ。喫茶店経営を経て78年「カレーハウスCoCo壱番屋」を創業。2000年に当時のジャスダックに上場。02年に経営から引退。03年芸術・文化・福祉支援のNPOを設立、07年「宗次ホール」をオープン
“街のカレー屋”を一大チェーンに育て上げた、宗次徳二氏の証言を3回に分けてお届けする。
21世紀に入ってから25年ほど経過した。この四半世紀を振り返り、その間の主な出来事や経済社会現象について、当事者たちの声を掘り起こしていく

53歳で経営から退き、その翌年の2003年、特定非営利活動法人「イエロー・エンジェル」を立ち上げた。クラシック音楽やスポーツ団体、福祉団体への支援・助成などをしている。

また07年には、名古屋の繁華街である栄にクラシック音楽専門の「宗次ホール」を造った。310席あって、昨年は281回の公演を行い、計5万1000人の来場者があった。ホールの運営は毎年赤字だが、私ならではの社会貢献として、やめるつもりはない。音楽のすばらしさを届けられ、クラシック業界の振興にもつながることに喜びを見いだしている。

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