「インスタ映え」「忖度(そんたく)」と言えば、昨年のユーキャン新語・流行語大賞で年間大賞を受賞した言葉だ。今では老若男女を問わず、日常的に使われるほど、当たり前の言葉になっている。もちろん、流行語の中にはあっという間に使い古されてしまう言葉も少なくないが、その年の単なる流行(はやり)だけでなく、時代の雰囲気やトレンドがなんとなくイメージできて面白い。
それと同じように就職活動においても、学生の間で使われる流行の言葉がある。「ガクチカ」、「ES(エントリーシート)」といった毎年使われる定番ワードから、「NNT」「終活」などの新語まで、バリエーションは多い。
マイナビが今年の7月に行った就活生向けのモニター調査の中で、「あなたの周りで流行った就活用語」を聞いている。それを元に作成したのが「あなたの周りで流行った『就活用語』ランキング」だ。上位に入った就活用語や、新しく登場した言葉から、背景にある就活生の心理や社会環境を読み解いてみたい。
「ガクチカ」がついにトップに
1位の「ガクチカ」(学生時代に力を入れて取り組んだこと)や、4位の「ES」(エントリーシート)は、就活用語としては、もはや定番中の定番。しかし、ガクチカが年を追うごとに順位を上げ、今年は去年の4位からついにトップに躍り出た。ガクチカは、自己PRや志望動機に並ぶ、“就活における3大テーマ”の1つ。応募書類や面接で必ず聞かれる質問だ。
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