今の就活を「親の思い込み」で語ると失敗する

多くが誤解する30年前とは違う、5つの変化

都内で開催されたインターンシップ合同説明会の様子。「インターンシップ」という言葉が登場するように、親世代の就活とはかなり様相が異なっている (撮影:尾形文繁)

大学3年生の子を持つ親の中には、夏のインターンシップが始まるということで、「就活スーツを買って」とせがまれた人がいたかもしれない。財布には痛い話だが、いよいよ子どもの就職活動が始まると、実感できる瞬間だと思う。

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自分の子どもがどんな企業に就職するのか、まったく関心がないという親はいないだろう。「できるだけいい会社に就職してほしい」と願うのは当然だ。

かといって、無神経なアドバイスをしたり、子どもの自主性を尊重せず過干渉になったりすることは逆効果になるので、避けるべきだ。そこで今回、就活生を持つ保護者が誤解している注意ポイントをまとめた。わが子に対するサポートを考える一助になれば幸いである。

バブル期ほどの売り手市場ではない

誤解ポイント1 昔と今の「売り手市場」は違う

現在、大学3年生で就活に取り組んでいる子どもを持つ親の年齢は、平均すると50歳前後になるだろうか。おそらく1968年ごろの生まれで、自身が就活をしたのは1990年前後になるだろう。

当時は「バブル経済」という言葉が新語・流行語大賞の流行語部門で銀賞を受賞するほどの好景気。リクルートワークス研究所が毎年発表している大卒求人倍率調査の大卒求人倍率は、1990年に2.77倍、1991年に2.86倍という驚異的な数字を記録している。就活生にとってはまさに“わが世の春“と呼べるほど就職環境が良かったはずだ。

そのころと比較すると、確かにここ数年も「売り手市場」とは言われているものの、同調査の2019年3月卒の求人倍率はそれでも1.88倍にとどまっている。親世代の就活のほうが空前の売り手市場だったと言えるのではないだろうか。

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