「人事に不満があるから転職」は間違っている 自分のやりたい仕事ができるとは限らない

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いまの仕事がやりたいことと違っている場合、転職を考えたほうがよいのでしょうか?(写真:metamorworks / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

安井さん、こんにちは。CPA(公認会計士)を取得してこの春から大手会計事務所に転職した30代後半の者です。前職ではまったく異業種・異職種の業界にいました。
ビジネスをより体系的に数字を通して学び、資格と会計事務所での職歴を入手して将来の選択肢・安定性を広げたいと思い決断した転職でしたが、現在の法人では、会計や監査とはまったく別の規制やコンプライアンス関係のアドバイザリーを行う部署に配属されています。
コンプライアンスは将来性のある分野でもありますし、まだ入社して1年未満ということもあり、モチベーションを維持して頑張っているつもりではありますが、30代後半という年齢もあり、このまま会計の仕事をせずコンプライアンスを続けていていいのか? との不安をつねに抱えています。
現在ある選択肢としては、(1)今の法人でExcelや会計まわりの知識を自己研さんしつつ会計関係の仕事に異動するチャンスを待つ、(2)海外(特にアジア)に進出しているほかの大手監査法人のジャパンデスクのポジションに応募してすぐにでもやりたい方向に進む、があります。
結婚もしておらず、自由な身ではありますが、年齢的な制限もあり、どうすべきか悩んでいます。アドバイスいただけますと幸いです。よろしくお願いします。
会社員 kemosabe

自分のやりたい仕事ができるとは限らない

まずはCPA取得と転職おめでとうございます。30代後半という年齢と、異業種からの転職ということから相当努力をされたのだと察します。

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現在やっている仕事とご自身の将来目指す姿の関連性が低く悩まれているとのことですが、(1)勤務先がkemosabeさんに求めているキャリアパスをきちんと把握する、(2)より大きな視点でキャリアを考える、の2点が重要です。

まず1点目の勤務先が想定するキャリアパスですが、現在のコンプラ関係の仕事を通じてkemosabeさんに学んでほしいことや、その次にどんな仕事をアサインすることを想定しているのか、そういった勤務先の意図をきちんと理解することが大切です。

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