共働き夫婦が抱える「仕事と子育て」の本音 夫の相談相手は子育て経験のある「同性上司」
昨今、働き方改革が叫ばれてはいるものの、依然として家事・子育てと仕事の両立は簡単ではないのが現状です。本稿では、子育てと仕事の両立に取り組む既婚者および同じ職場で働く人たち双方の意識をたずねた興味深い調査結果を、2回に分けて紹介します(本記事は第2回、前回は『妻が温度差を感じる「イクメン度自己評価」』)。今回のテーマは「子育てと仕事の両立をめぐる職場環境」です。
なお、本稿記載のデータは、(株)明治安田生活福祉研究所が行った「出産・子育てに関する調査」の調査結果を使用しています。
これ以上家事・子育ての負担を増やしたくない
子育てと仕事の両立について、まずは家庭の中での家事・子育てについて、夫婦がどのくらい負担を感じているかを見ていきます。子どもがいて現在仕事をしている25~44歳の既婚者に、家事・子育てに携わっている日常の中で、「仕事に加えてこれ以上の家事・子育ての負担には耐えられないと思うか」をたずねたところ、男女とも末子の年齢にはかかわりなく、男性は「どちらかと言えば当てはまる」が4割台であるのに対し、女性は約7割となりました。
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