共働き夫婦が抱える「仕事と子育て」の本音 夫の相談相手は子育て経験のある「同性上司」

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子どもがいない25~44歳の既婚者・未婚者のうち、「あまり育児休業は取得したくない」または「育児休業は取得したくない」人に、育児休業を取得したくない理由をたずねたところ、男性では「収入が減り家計が苦しくなるから」の割合が最も高く(子どもがいない既婚者64.4%・未婚者58.1%)、次に「配偶者が育児休業を取るから」(子どもがいない既婚者38.6%・未婚者17.9%)、「自分の仕事を代替してくれる人がいないから」(子どもがいない既婚者28.8%・未婚者30.4%)が続きます。

一方、女性では「家事や子育てに自信がないから」(子どもがいない既婚者28.7%・未婚者24.8%)と「収入が減り家計が苦しくなるから」(子どもがいない既婚者28.7%・未婚者23.9%)がほぼ同水準で並びます。

また、未婚女性のほうが、職場での子育て支援制度が十分ではないという思いが強いようです(子どもがいない既婚者4.3%・未婚者11.1%)。

さらに、子どもがいない既婚女性よりも、未婚女性のほうが「育児休業を取ることで職場での評価や昇進、配属などで不利な扱いを受けそうだから」の割合が高くなっており(子どもがいない既婚者4.3%・未婚者11.1%)、未婚女性としては、出産・子育てが職場における自分のキャリア形成に与える影響を不安視している様子がうかがえます。

復帰後のポスト・仕事内容によって満足度に大きな差

それでは実際に育児休業を取り、その後仕事に復帰した人は、復帰後のポストや仕事内容、年収がどう変化し、復帰後の仕事の満足度はどうだったのでしょうか。

まず、第1子の産後休業後または育児休業後に仕事に復帰した女性のうち、復帰後のポスト・仕事内容が「まったく同じだった」人は64.4%、「悪いほうに変わった」人は21.0%、「よいほうに変わった」人は14.5%となっています。

この女性たちに復帰した後の仕事に対する満足度についてたずねたところ、「満足」と「どちらかと言えば満足」と回答した割合を合わせると、復帰後のポスト・仕事内容が変わらなかった人で約7割です。また、復帰後のポスト・仕事内容がよいほうに変わったと思う人で「満足」21.1%・「どちらかと言えば満足」65.8%であるのに対し、悪いほうに変わったと思う人では「満足」1.8%・「どちらかと言えば満足」26.1%とかなり低くなっています。

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