妻が温度差を感じる「イクメン度自己評価」 家事分担は妻:夫=7:3と考える夫が多いが…

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夫の家事・子育ての分担はどうなっているのでしょうか(写真:Yagi-Studio/iStock)
昨今、働き方改革が叫ばれてはいるものの、依然として家事・子育てと仕事の両立は簡単ではないのが現状です。本稿では、子育てと仕事の両立に取り組む既婚者および同じ職場で働く人たち双方の意識をたずねた興味深い調査結果を、2回に分けて紹介します(本記事は第1回)。今回のテーマは「子育てと仕事の両立」です。
なお、本稿記載のデータは、(株)明治安田生活福祉研究所が行なった「出産・子育てに関する調査」の調査結果を使用しています。

「夫の家事・子育て分担割合」は夫婦の認識に乖離

子育てと仕事のいずれも大切に考える女性が結婚後に悩まされるのは、出産・子育てと仕事との両立ではないでしょうか。出産・子育てと仕事の両立で重要なのは、家事や子育ての夫婦の分担です。各世帯では家事や子育てをどのように分担しているのでしょうか。

子どもがいる25~44歳の既婚者に、家事・子育てに関する夫の分担割合の理想と現実についてたずねました。理想とする夫の分担割合は、夫婦ともに正社員の共働き世帯の場合、夫本人も妻からも「5割」が最も高く(男性55.1%・女性53.7%)、平均すると約4割(男性4.2割・女性4.3割)です。夫が正社員・妻が非正社員の共働き世帯では、男性では「5割」が36.0%、女性では「4割」32.6%・「5割」32.4%、平均も男性3.7割・女性4.0割と、夫婦ともに正社員の共働き世帯に比べて理想とする夫の分担割合は低くなっています。

専業主婦世帯での夫の休日の分担割合を見ると、男性では「5割」が28.9%、女性では「3割」が34.2%とそれぞれ最も割合が高くなりました。平均も男性3.5割・女性3.6割とさらに低くなっています。

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