「枕選び」のポイントは、意外なところにある

「買い替え」ではなく「買い足す」気持ちで

自分の好みを把握していますか?(写真:kasto80/iStock)

暖かくなってきました。中には寝具を新しくしたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。

実は季節に限らず、寝具を見直したほうがいい方がいます。たとえば寝ると肩や腰が痛くなるという方。これは明らかに体と寝具が合っていません。ふとんに入ってもリラックスできない、心地よさが感じられないというときは、寝具そのものが劣化している可能性も。ストレスになる環境の中で、気持ちよく眠れるはずがありません。

このほかにも結婚したときにそろえた寝具を「高かったから」という理由で、10年以上使い続けているという方がいらっしゃいます。気になるところがいくつかあっても値段を思い出すと処分できないのですよね。

実は寝具にはちゃんと存在理由があり、体重や体型の変化に合わせて変えたほうがいいのです。この機会に、寝具の選び方のコツをマスターして、快適な眠りを引き寄せませんか。

そもそも寝具の目的とは?

冬、部屋が寒くてもふとんの中が快適なら眠れるように、寝具には温度、湿度、気流といった寝室環境の変化に対して、寝床内気候(寝具の中)を安定に保って、眠れる環境を維持するという目的があります。

寝返りを打ちやすくし、体の重みがかかる部分の血液循環が悪くならないようにする、寝た状態の姿勢を正しく保って、日中の活動でひずんだ背骨を矯正するとも言われています。

このため、季節や寝室環境に合わない素材は睡眠を阻害しますし、体に合わない寝具を使い続けることは体の負担になります。たとえば柔らかすぎるマットレスなら腰痛の原因になりますし、逆に硬すぎるマットレスなら筋肉の緊張の原因になります。いくらフワフワで触り心地が気持ちいい枕でも、頭部を正しく支えられる高さにならなければ、首や肩の凝りの原因になります。

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