グローバルエリート、「地球の歩き方」に挑戦! サグラダファミリアが完成しない理由と、チベットでの五体投地

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 グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
バルセロナのサグラダファミリアの前で、コブシを突き上げた万歳(グローバルエリート・ポーズ)をするグローバルエリート

さて、夏休みもいよいよ佳境に入ってきたが、皆様いかがお過ごしですか? 

今日も元気に皆様と世界旅行に旅立つ前に、最近の出来事に関してつぶやかせていただきたい。まずベトナムで見つかった40年ジャングルに居た親子は、頼むから放っておいてあげてほしい。今更”保護”なんて余計なお世話であろう。

なお「昨日の終戦記念日に関して言えば、安倍首相が20年来の慣例を破り、アジアの戦争被害者への反省を意図的に言及をしなかったことがこちら香港で大々的に批判されており、安倍首相が私のコラムを読まれてなかったようで残念だ。ちなみに靖国での抗議を試みた議員に自制するよう連絡を試みていたところ、私が知ってる議員及び議員秘書がネットワークがあることが判明したので、どこかのメディア会社が積むモン積んで下さるなら、ご本人に突撃インタビューも辞さない勢いである。

さて、我々の大好きな世界旅行に戻ろう。昨日のベルギー・モロッコ・フランスに続く4番バッターは、バルセロナのサグラダファミリア、おめでとう!!

サグラダファミリアは、永遠に完成しない?

この複雑で巨大で神秘的な聖堂は建築を開始して数百年経ち、完成するまでまた数百年経つらしいが、これは“完成まであと何百年”と言っていたほうがミステリアスで観光客が来るので、きっと永遠に完成させないだろう。

また観光客から膨大な寄付が寄せられており、客に払ってもらったおカネで投資し、その資産はスペインに残って今後も未来永劫世界から客を呼べるのだから、すばらしいカルチャーインベストメントである。このサグラダファミリア、中に入ってみると人類の奇跡を感じさせる出来であり、聖堂の天井を見上げると信心浅いグローバルエリートにして、神の存在を感じさせる厳粛な感動がある。

仕事はなくても、芸術や文化水準が高い南欧の都市

スペインは不況だ不況だと言うが、マドリッドにしてもアンダルシアにしてもバルセロナにしても観光地はさまざまな国からの観光客でにぎわっており、若年失業率26%という暗い数字に、実感は湧かない。ちなみにお隣ポルトガルでは実に40%に迫る失業状態だ。優秀な若い頭脳が皆国外に流出している、とポルトガルやスペインの友人は嘆いている。

スペインでは多少金が無くてもピカソ美術館とか世界一級のアートに数百円の入場料で触れられるので、仕事がなくてもそれなりに文化的に豊かな生活が遅れそうだ。またどこぞの国の博物館のように、エジプトやら何やらから盗んできたのを堂々とコレクションとか言って展示してるのではなく、自分たちで描いた絵が中心なので何かと賛同できる。

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