グローバルエリート流「韓国・香港の歩き方」 ソウルは明洞以外に行って、香港は人気店が潰れる前に訪問しよう

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 グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
香港の高層マンションのラウンジ。目前に広がるビクトリア湾とセントラルの高層ビルを臨みながら、本日は近場旅行ランキングをお届けする

「いやー、ほんまあっついわっ!!香港でもこんな蒸し暑いのに、40度が連日続いてる日本に来週いったら、どないなるんやろう……。ローマで倒れたみたいに、熱中症で危機一髪とかならへんかなぁ……。ポカリスエットとアクエリアス一杯飲んで、水分補給忘れず頑張るでっと!」

さて、連日特集している夏休み旅行先ランキングだが、今回は私が久しぶりに香港に戻ってきて発表する、“近場旅行ランキング”に移らせていただこう。というわけで近場旅行先の第一号は、大韓民国ソウル、おめでとう!!

夜にライトアップされたソウルは景福宮の光化門。グローバルエリートが最も愛する美しい門である

まず、仕事でソウルに行ったときも、どんなに忙しくても必ず歩くのがソウルの中心に流れるきれいな河川、清渓川と、古来の文化の香りが漂う仁寺洞である。私はそこで飲むサンファ茶が大好きなのでぜひお試しいただきたいが、はちみつを入れ過ぎると繊細な味が台なしになるので気をつけていただきたい。

明洞ばかり行き過ぎてはいけない

日本から韓国にお越しになる観光客は非常に多いのだが、もう明洞に行くのはおやめになってはいかがか。私は明洞はロッテホテルに泊まるときにキンパ(海苔巻き)の屋台を探しに行く程度で、確かにソーロンタンのおいしいお店も多いのだが、観光客向けの高い割においしくないカルビ屋も多く(ちなみに日本人の芸能人を宣伝に使っている店は、大抵大したことがない)大して好きな場所ではない。

そんな“観光客向けバカ高いカルビ”より、新羅ホテルの麓に地元の豚足で有名な一帯があるので、そちらでお食べになるのをお勧めしたい。あとコプチャン、テッチャンといったホルモンもとんでもなくおいしい店がたくさんある。

ちなみに最近政治家同士の関係が冷え込みソウルへの観光客が減っているとの報道があるが、いざ行ってみると日本人観光客や中国人観光客でごった返しており、日本の若い女性客はマナーが格段にいいので、どのお店にいっても歓迎されるだろう。

なお韓国から日本への観光客は過去最高を記録しており、日本から韓国へ来る観光客数を上回っている。一部政治家の対立は放っておいて、民間交流の促進は政治家を放っておいて継続されているのがせめてもの救いだ。

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