何かにつけ不確実性の高い現代。一生安泰の仕事も、未来永劫つぶれない企業も存在しない。自分の仕事に明日があるのか――それをつねに考えておかないといけない時代だ。 この連載では、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談を募集。外資系金融、コンサル、ライブドア、企業再生コンサルなどを渡り歩き、数多くの業界やスタートアップに精通する塩野誠・経営共創基盤(IGPI)パートナーに、実践的なアドバイスをしてもらう。
上位5位に入るキャリア相談の質問
みなさん、こんにちは。8月も半ばとなりました。この時期になると、夕立がやみ、夜の帳が降りた頃に、ふと近くに昔懐かしい人が帰ってきたような胸騒ぎがすることがあります。やはり夏のこの時期は、ご先祖様やいろいろな魂が故郷に舞い戻ってくるのでしょうか。
魂を近くに感じるそんな昨今ですが、今回はIT関連会社を複数営む30歳の社長の方から、万が一、会社を畳むことになった後にどんなキャリアがあるのかというご質問にお答えさせていただきます。
そういえば、最近、「この連載まあまあだけど、おめえ、文章が長ぇよ」という丁寧なご意見を頂戴しましたので、今回は簡潔に整理してまいりたいと思います。特にIT系の読者の方は140文字以上の文章を目の前にすると手足の震えが出てくるという調査報告もあるようです。
今回のようなご相談は筆者が個人的に受ける相談ランキングで、上位5位以内には入っている内容です。ちなみにほかの個人的な相談はたいていはエコノ探偵団が競合するような内容です。
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