新人が周りをドン引きさせる言葉ワースト3 言葉遣いが雑な人は「使えない」と見なされる
ビジネスパーソンが身に付けるべきスキルは膨大ですが、そのすべての根幹にあるのが「言葉遣い」です。なぜなら、どんなに優れた意見やアイデアでも、アウトプットの言葉が不適切だと色あせてしまいますし、「言葉を発する」という基本スキルのレベルが低いだけで発言者自身の評価まで下がるからです。
一流の人ほど言葉遣いに繊細なのは、たった1つの発言が適切かどうかで仕事の成果が一変する場面を幾度となく経験してきたからでしょう。
最近は「たかが言葉遣いで大げさな」と思う人も増えましたが、現実には言葉遣いの精度は任されるプロジェクトや役職に、もちろん人間関係にも大きく影響します。意思決定をする立場を得た人の多くは、言葉遣いまで含めた「総合力」を見ているからです。
では、どうすれば優れたビジネスパーソンや決定権のある役職者に対して適切な言葉遣いができるようになるのでしょうか。
伊藤忠商事グループや資生堂などの大手企業で40年にわたり研修を行ってきたTBS元アナウンサーで『できる大人が使っている社会人用語ハンドブック』の今井登茂子氏が言葉遣いの極意を解説します。
どこでも、誰にでも通用する「社会人用語」
私はコミュニケーション・コンサルタントとして、これまで何万人もの社会人にマナー指導やビジネス会話のレッスンを行ってきました。
そこで気づいたのが「一流と言われる人ほど、言葉遣いに敏感」ということです。彼らからすれば、仕事の能力以前に言葉遣いがなっていない人は「問題外」。単に礼儀知らずと思われるだけでなく、各局面で最適解を瞬時に出す能力が低い、つまり「ミスが多く仕事が遅い」と判断されます。ビジネスの相手として「使えないヤツ」という烙印を押されるわけです。
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