新人が周りをドン引きさせる言葉ワースト3 言葉遣いが雑な人は「使えない」と見なされる

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では、ビジネスで通用する言葉遣いは、どうやって身に付ければいいのでしょうか。これは社会人経験の乏しい方々にとっては難しい問題かもしれません。

実際、私自身もアナウンサーとして社会に出てから、何度も「言葉のおそろしさ」を実感してきました。何気ない一言が相手を不快にさせ、叱責やご批判を受けたことも数えきれません。しかし、そうした失敗を数多く重ねるうちに自分の中に少しずつ「誰に使っても間違いのない言葉」が蓄積されていったのです。

それらを「社会人用語」と名づけました。

社会人用語は、ビジネスでの人間関係をスムーズにする共通言語です。ビジネスではさまざまな年齢、職種、役職の人々と会話をすることになりますが、そうした相手と対等に渡り合うだけでなく、自分の身を守る盾にも相手の懐に飛び込む武器にもなるのが社会人用語です。

多くの人が十数年という時間を費やして習得する言葉の数々を、早いうちに知っておくに越したことはありません。

ビジネスパーソンが頻発する言葉「ベスト5」とは?

以下に「社会人が最低限身に付けておくべき言葉とは」のアンケート結果をまとめました。すべて社会人用語の基礎に含まれるもので、この5つがスムーズに出るだけでコミュニケーションは円滑になるはずです。

第1位 お世話になっております(85.7%)
第2位 よろしくお願いいたします(85%)
第3位 お疲れさまです(76.7%)
第4位 お手数ですが(66.9%)
第5位 かしこまりました(59.4%)

 

これらを見て、お気づきになることがあると思います。

そう、「相手への心配り」を表す言葉ばかりです。

第1位の「お世話になっております」は、対面、メール、電話を問わず、取引先へのあいさつの枕詞として用いられますが、これは「いつもお付き合いいただき、ありがとうございます」という謝意を表す言葉でもあります。

第2位の「よろしくお願いいたします」は、第4位の「お手数ですが」と組み合わせて「お手数ですがよろしく……」と使われるケースも多い言葉。ここには「手間をかけてすみません」という相手の負担や労力をねぎらう気持ちが込められています。

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